君と大切な時間 

~ 君と大切な時間 ~

 

chinatsu, 2017

 

 

お楽しみください

 

 

「ただいま。。。雅美!雅美いる?」玄関の扉から雅紀の声が聞こえてる。のんびりしてる私は早速彼を追いかける。

 

「あ、おかえり!雅紀、今日早いね!」居間から頭をちらっとしてる私は彼に話しかけた。

 

「うん。もうそろそろクリスマスだから」靴を外しながら彼は軽いトーンで答えた。

 

「だから?いつもはクリスマスでも遅いでしょ?収録、打ち上げ、コンサート、パーティ、あとは何だろう。。」癖のようなことを思い出して、私は彼の背中を見守ってる。

 

「もうー。冷たいこと言うんじゃないよー!」コートを脱いだ雅紀はすらすらに私を抱きついてる。「俺は雅美とふたりで過ごしたいの!」

 

耳にする雅紀の優しい声が悪魔のささやきのようだ。「もうー!まぁ、それはしょうがない」

 

「え?!しょうがなくはないだろう!どういうこと?!」いじられてる雅紀の顔が相変わらず愛くるしい。

 

2年間付き合って私は雅紀と同棲しはじめた。元々はお兄ちゃんの潤と二人暮らししてたけど、潤が結婚してから私は追い出された。・・・追い出されたっていうか乱暴に聞こえるけど、潤と今のお姉ちゃんである春花ちゃんに気を遣うから実家に帰らず雅紀と新しい生活を始めることにした。

 

結婚はまだしてないんだけど、考えてはいる。正直、夫婦関係で暮らしてなかったら自分が不安でいっぱいなんだけど、今頃結婚したら、しかもこの歳でまだ早いんじゃないかなといろんなことを考えてた。

 

「雅美もう食べた?」雅紀に聞かれた瞬間、私はただ頭を振ってる。「雅美なに食う?」

 

雅美って呼ぶ口癖がある雅紀はずっと私を呼んでる。本名は「成美」なのに、連絡先の氏名を変える癖のせいで、彼は私をそう呼ぶ。 初めて聞いたとき、「なんで雅美なの?」ってずっと頭に浮かんでたけど、「雅紀の成美」からの省略だってことを知ってて、二人きりになるとその名前を呼んでくれた。

 

雅美。

 

最初は聞き慣れてないけど、彼の声で呼ばれれば呼ばれるほど胸があったくなってきて、いつの間にか特別なあだ名で大切な空間になる。

 

「雅美、ちょっと食器用意して」料理してる雅紀は頭をボーとしてる私を命じた。「あ、それと雅美の好きなレモンが冷蔵庫においてあるからそこから出して」

 

「雅紀いつ用意してんの?いつも何でもある気がするけど、同棲してるのに何が足りないか全然分かんないよ私」頭の中に疑問ばっか私は耐えられず聞き出した。

 

「あ、そう?まぁ、別にいいんじゃない?雅美はなんも考えなくていいの」雅紀がニヤニヤしてる。

 

「本当にワンダーランドみたいだよ、ここ。ダメだよ!!私甘えちゃうよ?!」

 

「でも俺意外とそうつもりなんだよねー」相変わらず私の意見を聞かず雅紀。

 

このマンションに住むのもう半年ぐらい経った。普段別で暮らして見れない雅紀の姿は徐々に目に入った。寝顔、彼にとってすごく大切な二度寝、きれい好きの姿、だんだん雅紀のこと深く知るようになってきた。自分でも申し訳なく情けないとおもうけど、ときには私本当に雅紀のことわかってるのかなって思いついた。悪いとこもなく、キレたこともない。情けない部分とかダメな姿とか一切見せたことない。ある意味はいいけど、本当に心を開いてないのかなって、私には何が足りないかなっていろいろなことを考えちゃうし、心配の上で、たまには自分でも雅紀のことを甘やかしたい。

 

この気持ち、雅紀わかってるのかな。。

 

「ねぇ、雅美。話したいことがあるんだ」食事中に雅紀が突然言い出した。「・・あのう、年末のことなんだけど・・・」

 

「何?!紅白のこと?!どうした?!」あっさり聞こえてる私。「司会者のリハーあんの?」

 

「え?!知ってた?!」目を丸くする雅紀。

 

「知らなかったらおかしいでしょ?!」くすくす笑ってる私。「何?!隠すつもり?!なんで?!」

 

「いや、隠したっていうか・・あの、元日にどっか行こうって話したじゃん?!雅美が喜んでたから、突然司会者として選ばれてどう伝えたらいいかわからなくて・・・」

 

「それはおめでたいよ!私潤から聞いた瞬間本当に喜んでるよ!むしろ旅行のこと一瞬忘れた!」

 

「いや、そうじゃなくてさ~」

 

「何?!約束を破るの嫌?!」

 

「もーう!はっきり言うなよ!それだけは避けたかった癖に!」雅紀はめそめそしてる。「あ~!そのはきはき感うらやましい!!・・・ま、とにかくそういうことで」

 

「まあまあ、それは置いといて・・・いいんだよ!・・・それはいいんじゃない?!破ってもいいことがあったら私はがっかりはしないから!・・あ!てか雅紀約束破らないよ?!当日もまだ来てないし、私もう知ってるから破らない!代わりに言い方変えようか?何がいい?中止?延長?」

 

「・・・雅美、本当ごめん!」泣きそうな顔してる雅紀は私に謝ってる。「本当にごめん!仕事終わってすぐ帰るから!そしてどっか行こう。ちょっとだけ延長でね!」

 

「いや、それはいい。仕事終わって、ちゃんと寝てもらいたい!」雅紀を指しながらバシッといってる私。「年末仕事たまっちゃって、体調崩したらもっと困るから、ちゃんと寝てもらいたいの。起きてから考える!いい?」

 

「いやそれは俺が悪いよ!せっかく元日だからさー」

 

「体調崩したらもっと悪くなっちゃうよ!」

 

「そりゃそうだけど」議論に負けてる雅紀はやっとあきらめた様子になった。「じゃあ、わかった!仕事終わってからすぐ帰る!そしてちゃんと休んで、延長された企画を行っちゃおう!」

 

気が済んだ私はただ笑みをしながら頭をうなずいてる。「あ、もう1個いい?」

 

「いいよ、何?」

 

「こういうことさ・・こういうことあるんだったらさ・・早く言ってもらいたいの」真剣に雅紀に向き合って真面目な話を始める私。「こういうことがあるなら、話してくれなかったら私わからないから、ちっちゃいことでも誤解になるわけよ。私本当に雅紀ともめたくないから、早く言って。ちっちゃいことでも。言いづらいことでも。話してみて」

 

「・・・でも俺雅美を傷つけたくないから・・いろいろあるじゃん・・」

 

「それはわかるの。ごめん、話の途中で。雅紀たぶん私にあまり心開いてないと思うけど、いろいろあるってのもよーくわかるの。でもね、同棲してる意味わかる?すべてを分けることよ。悔みでも、喜びでも。言いづらいとこもたくさんあると思うけど、それは練習として思いましょう?もちろん相手の気持ちを考えるのも必要だけど、雅紀にとって大丈夫な程度で話しましょう?」

 

雅紀一瞬黙っちゃった。「そうね・・・じゃあ、わかった。これから話してみるわ!」

 

「わかってくれてありがとう」完食した私は手を合わせてる。そして台所から氷を取ろうとする私は一回食卓から離れ、台所へ行く前に雅紀を近づけて、ほっぺをあっさりチュッとした。「気まずくならないで、私は雅紀が大好きだから」

 

雅紀がちょっと照れてて笑顔を見せてくれた。

 

これで大丈夫かな。。私の気持ちちゃんと伝わったよね?勘違いにならないよね?

 

 

「雅美、俺先に行くわ!」急いでる雅紀は焦ってそうに聞こえた。

 

「忘れ物ない?」雅紀の雰囲気と混ざっちゃって焦ってる私。「携帯間違ってないよね?エアコンのリモコンじゃないよね?」

 

「ぷっ、ちゃんと携帯を持ってるの!」笑いながら答えた雅紀。「俺紅白のあとみんなと一緒に行かないから先に行ってね。チケット忘れないで」

 

「はい、はい」答えながら雅紀のコートを着させる私。「それ!」

 

「ありがとうね、雅美」私の唇をチュッとする雅紀に照れさせられた。「行ってくるね」

 

「いってらっしゃい!がんばってね!」

 

 

いよいよ、以前問題になった日が来た。今日は雅紀が紅白の司会者になる。そのため、昨夜から雅紀がぐっすり寝れないで、朝からも早めに起きて自分で準備をしてた。ほっとする割に、彼のことを心配して、朝早く起きて彼を手伝った。

 

マネジャーさんが2時に来るのに7時からもう焦ってた雅紀。本当に緊張してるのかな。それはそうだけどね。人生初の紅白司会者だから。しかも今日も初大トリだって。朝から緊張で顔色が悪くて、手も汗ですでにびしょびしょ。体もいつもと違ってちょっと冷たい様子だ。いつもしゃんとしてる姿がこんなになっちゃってて、そんなに緊張してるのかな、彼。

 

待たせた時間がやっと来た。私は今NHKのあるスタジオに座ってて、開始時間を待ってた。長い時間を待たずに、架純ちゃんと雅紀の叫びが聞こえて公演開始。

 

雅紀が白いはかまで登場して、何秒か時間が止まったぐらい感心した。すごく素敵な始まりでした。緊張で言葉が少ない雅紀は不安に見えて隠そうとして一生懸命頑張ってる。そういう姿を見て本当に心から応援してる。最後まで終わらせますようにって。たぶんここに集まってる皆さんはただ楽しんで気付かないと思うけど、私は雅紀のこと本当にわかってるから自分が一人で不安がってる。

 

ハーフタイムが来て、はかまの姿が消えてスーツに変わった雅紀。渡辺直美さんとニノが登場して雅紀を戸惑わせる二人。「なにこれ?俺全然知らないんだけど」って言いながら流れに乗っててちょっとエロチックなダンスをしてる雅紀。

 

キモッ。って自分がそう思うのを気付き、うっすら笑おうとしてる私。

 

やべっ、私こんなにヤキモチしてる?

 

 

嵐の初大トリが始まった。黒いスーツから着替え、白いスーツで登場してメードリー曲を演奏した。雅紀本当にわかりやすいね。メンバーと集まって両肩がすでにダウンしてリラックス感がすごい伝わってる。曲の途中で涙をポロっと流してる雅紀の姿でビックリさせられた。ほっとするかと思ったらなんかそうじゃないみたい。

 

投票の時でも雅紀が司会として勤める白組は勝ったんだけど、なんか紅白の特別なボールによっては架純ちゃんが勤める紅組が勝つことになった。バレバレにこれはチャンスだと思ってる雅紀は悔しがってるふり涙をポロっとしてる。

 

「悔しい」って言い訳してる雅紀。本当の気持ちが誰にも気づかない様子で、幼馴染の翔ちゃんが雅紀の肩を触って慰めてる。彼には気付くだろうね。経験者だし、繊細だし・・・

 

今年の紅白歌合戦はやっと終わりました。スタジオに集まってるお客さんたちは今並んで出る順番を待ってる。出る前にもう一回ステージをじっと見てて、もう一度雅紀のパーフォーマンスを思い出す。

 

お疲れさま。

今日は私帰ります。ジャニーズカウントダウンもう始まったからパスするわ。

残りの2016年頑張ってね!

私今からすぐ帰って元日旅行の準備をします。

また家に会いましょう。

 

「送信」独り言をしながら雅紀にメールを送った。「さて、今回は彼にゆるくしてやろ!」

 

 

ニコニコしながらスタジオから出て、ちょっと潤のマネージャーを発見。せっかくすれ違ったから今日のジャニーズカウントダウンの遠慮も彼に伝えてもらう。

 

 

年が明けました。鐘の音がガンガン聞こえてる。周りにいる人たちはほとんど好きな人と一緒にいて初詣をする。それを見て若干寂しいけど、雅紀が今頑張ってるから寂しさを飛ばすようにしてる。きっと彼も寂しいだろうね。春花姉ちゃんもきっと寂しいよね。でも潤子ちゃんがいるからそんなに寂しくないかな。。

 

 

ピッ。

 

テレビをつけてちょうど嵐の出番だ。4人でステージに立ちあがって、ジャケットの裏に雅紀の頭がついてて、こいつらおかしいなって笑いながら感動してる私。やっぱり彼らの絆って破りにくいね。てか破れない。

 

年が明けてからもう3時間たった。ちょっと寝るか寝ないかを悩んでるうちに玄関の扉から音が聞こえてる。しかも深いため息も聞こえてる。

 

雅紀もう帰ってきた!けど、なんか調子がおかしい。。なんていえばいいんだろう。この間話しましょうって言ってたけど私全然こういうの得意じゃないけどね。

 

 

「雅紀お帰り」って言った瞬間雅紀が早めに頭を向いてた。

 

「びっくりしたー!もう寝るかと思った」ほっとしてる雰囲気を感じて、彼はもう大丈夫だって思ってきた。

 

「紅白お疲れさま」

 

「もうそりゃいいんだよ!話さなくていいの!ってか見ないようにしよ!」

 

「え?!どういうこと?!」紅白のこと祝ってあげた瞬間、冷たい言い方でショックを受けた私。雅紀は私の質問を答えず、うっすら居間に歩いてる。

 

靴もきれいに置かず、コートもそのままラックの上に置いた。

 

黙る。

 

本当に一口も出さない。何があったのかも全然しゃべってくれない。イラストにするとたぶんこの部屋は黒い煙に囲まれてるみたいだ。

 

 

バン!!!

 

突然ソファのクッションを全力で殴ってる雅紀にびっくりさせられた。本当に今まで見たことない一面でした。

 

「本当にポンコツだよね。。。」突然言い出した彼。まだ後ろに戸惑ってる私はただ雅紀の後ろの姿を見続ける。

 

今近づいていいのか?逃げりゃいいのか?ここに黙っとけばいいのか?

 

「生放送4時間。意外な展開にも何とかできない。言葉も少ない。てか出ない。最後にも勝てない。連敗だ!なんてこった日だ!本当にポンコツだわ」

 

暮れてる雅紀が顔を両手で隠そうとしてる。指先も髪の毛を結構つかんでる。

 

「・・・だから話したくないんだよ!俺ね、道を失うと本当にこういう感じになっちゃうから!だからお前が知らなくてもいいって。俺でも見せたくないんだよ」起こりを我慢してる雅紀は少しは怖いく見えた。「でもお願い。せっかく見っちゃったから引かないで。ちょっと時間をくれ。。落ち着いてから話す」

 

一方も動かない私。まだ彼の後姿を見続けてる。ショックも受けてながら逃げがれない私。時間くださいって自分が自分に悔しがってたのに人にそういうことを言ってまずないからね、また自分勝手なことを思っちゃってる私。

 

私がほしかったのはこういうものじゃない。悪いとこを見せず、ちゃんと話はしたい。けど彼はいつも自分でしまってるからたまるようになる。

 

こんな気分で帰ったら別に帰らなくてもいいじゃん。って思うのを気付き、彼を近づいてくる。

 

「ポンコツじゃないんだよ」慰めようとして雅紀をすらすらにバックハグしてる私。

 

「チっ!雅美、ち・ちょっと・・・・」

 

「お話は落ち着いてから・・・ね?はい、わかった」ハグを放さず雅紀にほっぺを近づいてる私。まだわからない様子で、雅紀はもう一度口出さないモードに戻る。

 

静がこの部屋にいっぱい。雰囲気を温めようとしてる私はそっと彼のほっぺをキスし続けながら頭を撫でてる。ほっぺも、髪の毛も、耳も。そーっとチュッとし続ける私。まるでご主人をなめてる子犬ちゃんみたい。

 

背中を向いて固めにした雅紀はだんだんゆるくなってる。彼の頭もすんなり私の腕に置いていた。

 

「大丈夫だよ!ポンコツじゃないんだから。むしろかっこよかったよ」声を小さめにした私。「気持ちよくなってきた?」

 

返事もしない雅紀。けどちょっとだけ頭をうなずいてる動きが感じた。

 

「じゃあ、プレゼントあげよっか?」もう一度雅紀のほっぺをチュッとした私。反応すらくれない雅紀。「ねぇ、雅紀。お風呂入ろう」

 

さすがマジックワードの力。「お風呂入ろう」って聞いた瞬間、目を合わせない雅紀が早々私をガン見をする。

 

「今なんつった?」まだ信じがたい雅紀。

 

「お風呂。入ろう。一緒に」片言に見えるトーンで答えた私。

 

「ちょ、雅美・・・本気で言ってるの?」なまけた雅紀が急にテンションを上げてちゃんと私に向いてる。「…お前・・・わかってるでしょ?」

 

ちょこっと頭をうなずいてる私。

 

 

雅紀と付き合って2年間。その間に、たぶん普通のカップルがしていたこと、イチャイチャすることがやったことない。けど、今日、元日早々、私は処女から卒業する。

 

長めのキスはそろそろ挨拶みたいなことになる。いよいよ、私は大人の恋愛の階段に上る。

 

好きだったら最初からやればいいじゃんとか、そういう議論は私には不正論。何様だと思ってなく、私は純の恋愛をやりたい。私はいつまでもついてこられる相手と一緒にいたい。

 

私は安いもんじゃないから。

 

誰ともできる。いつでもできる。なんでもやる。アホか。

 

私はたった一人の相手だけとやりたい。必死に処女さを守ってる私。わかってくれる雅紀。きっと雅紀も大人として苦労して我慢してるんだよね。一緒に暮らしてたけど、同じベッドで寝てるけど、肉体関係すらやったことない。

 

よく頑張ったね、雅紀。

けどもういい。我慢するなんてもう必要ない。私は心を決めたんだから。

もう二度と雅紀を苦労させないから。

 

この頭の中にあるセリフは私の宣言だ。私は心を決めたんだ。次の段階に行こうと。ということで、同棲のことも恋人から始まり、夫婦でありたいことも決めました。これまでは雅紀をお待たせをしていたけど、今日は、この誘いで、雅紀への答えだ。

 

一緒にいたいって

 

「雅美、大丈夫?!痛くない?!」

 

「まぁ、痛くないって言ったら嘘くさいからね・・・」腕枕してる私はくすくす笑ってる。

 

「ごめん・・・でも俺嬉しいよ。むしろ俺で大丈夫かなって思うんだけどな」ブランケットを引きながら雅紀が私の頭をチュッとした。「・・・たった一人の相手とやりたいって言ったからさ」

 

「そのとおりだよ。だからこれは私のお返事」

 

「え?!」

 

「今回はなぐさめであり、お疲れ様のご褒美であり、そして私の返事・・・」

 

「返事って・・・もしかしてけっ・・・こん?!」うなずいた私は思ったより雅紀から大きなリアクションをもらった。「うそだ!!ホントに?!うそだ!!もっかい言って!」

 

「もー!はっきり言えないからこそこういうことがあったんだよ!」雅紀の裸な胸をたたいた私。「言わせないでよ~!」

 

「え?!ちょ、ちょっと待って!嬉しすぎて戸惑っちゃうよ俺。。落ち着け!落ち着け!!」落ち着けないのはそっちのくせに。「な、なに?!雅美ゆっくり考えたの?俺大丈夫だからそんなに焦らなくても・・・」

 

「ううん。焦ってない!焦ってない!逆に安心したいから」大リアクションした雅紀をみて笑顔が止まらない私。「私たちって付き合って2年間もう経ったじゃん?私このまま長く付き合ってたら嫌なんだよね」

 

「えっ?どういうこと?!」

 

「長く付き合ってたら空間とか大切な時間とかも普通になっちゃうから嫌なの。別に相手のことお互い知ってるわけじゃないけど・・・なんか同棲してるけど肉体関係もなく正直申し訳ないと思うけど、今まで自分の中には心を決めるんだよ、雅紀が私にとっていい人かどうか」

 

ちょっと頭を上げて、私は、雅紀のほっぺを優しく触り始めた。

 

「雅紀がわかってもらえないならたぶんこの返事は出ないと思うよ」ほっぺから首に下げてる私の手。「私ね、今までずっと不安なの。同棲してるのに夫婦関係でもなくただいつでも別れられるカップルで正直本当に不安なの。いつか誰かに奪われるかも、歳の差も結構あるからガキな私は何がわかってるんだよとか・・・それで本当に不安・・・雅紀にはたぶん私は考えすぎだと思われるけど、それが本当のことなの。だから少しでも、婚姻届けぐらいだけでも安心したい。そしたら夫婦関係で生活して新しい人生を歩んでいけるじゃん?子供もできて、家族両方とも安心できて、私も安心する。雅紀ずっと私のそばにいるから」

 

しばらく黙ってる雅紀にちょっと怖がってる私。なんだかわからないけど、たまには雅紀の本当の気持ちがわからない私は戸惑ってる。けどはっきり見えたのは雅紀の温かい丸目で、優しい笑顔で、どんどん抱きつかれてる私。

 

「雅美本当にかわいいなー!!」案外私をほめてる雅紀。「そこまで考えたのか?!本当にかわいいな、この子」

 

「なんだよ!バカにするのか?!」無意識でキレてる私。

 

「いや、そうじゃなくて、ただ意外だなと思って。てか意外すぎるな、どっから見ても」雅紀の言ったことまだわからない私。「はきはきで冷たいように見える癖に、案外傷つきやすくて一人で不安がってヤキモチして・・・そこまで考えたってのは本当に知らなかった俺。でもそういう部分があるから俺が守りたいな」

 

雅紀の言葉に照れてる私。「ねぇ、雅紀はさ、私のことどう思ってるの?!」

 

「えっ?!」

 

「なんか私のこと妹みたいにかわいがってるけど、私は雅紀の妹じゃないからね。ずっと年下で妹みたいに言えるけど」ちゃんとの思いを聞きたい私。

 

「ははは。大丈夫だよ!妹とか思ってないから。でも正直言うから文句言わないね!」雅紀の人差し指に触られてる私はただうなずいてた。「強がってるセンシティブな女性!・・・俺ね、雅美をかわいがってる理由はそういうとこを気付いたからだよ。雅美はずっとだるいとか私は結構怠け者だって言ってたけど、そういうもんじゃないでしょ?実際。もうずいぶん頑張ったでしょ?でも固く見られてない。ノリノリで生きるって思われたい。そうじゃない?!でも逆にそれは頑張ってるように見えるよ?だから俺はそのところから雅美を放して、子供みたいに笑ってもらって、雅美をかわいがってるわけ」

 

雅紀の言葉で何とも言えない私。

 

「俺ね、すんごく嬉しいよ、雅美と一緒に居られて。初めて付き合った頃言ったじゃん?私は変わってる人間だって。好きだって言ったらとか言われたらとかすぐ変わってしまう。言いたいことが言えないようになるし、彼氏を友達に紹介する勇気すらないし・・・あ、3ヶ月も好きとか言ってなかったでしょ?俺に。けど俺が雅美に約束したから、そういう悩みをさせないって。で、今は普通にあったかく大好きだとか言えて、キスも自らできて、同棲もして、結婚の話までして、今は返事をおいしくいただきました。なんかね、俺って幸せもんだな」

 

腕枕させてくれる雅紀は今私の上に上がって顔を引き寄せる。近すぎて雅紀の顔を見るのが恥ずかしくて顔を横に向いた瞬間、私の首がキスされてる。「ま、雅紀・・・くすぐったい」

 

「お!また聞いたことない声が!!」私を聞いてくれないで自分で盛り上がってる雅紀。「あー!雅美の言った通りだね。こういう風に話したらなんか気が楽になったね。まぁ、全部言えるわけじゃないけど」

 

「いいんだよ!ちょっとだけ話してくれるだけでも私も嬉しいよ。雅紀にも気持ちいいでしょ?」雅紀の頭を抱いて胸に寝かせる私。「まぁ、話せないなら別にさっきみたいに慰めてあげるけど・・」

 

「さっきって?俺が落ち込んでたとき抱っこしてくれるってこと?」ちょっと頭をうなずいた私。「これも含め?!」

 

「いや」早々答えた私。こいつ抱っこしてもらっても満足もせずエッチなことを考えてるんだね!!

 

「なんでー?!」めそめそしてる雅紀。「一番期待してるのに!」

 

裸な胸をキスされた雅紀に照れてる私。「雅紀勝手に言わないでよ!こういうことうを大切にしたいの!この段階まで着くのに私は心の準備をすっごいしてるのわかる?」

 

「ははは、ごめん、ごめん。もう言わないから」

 

「・・・まぁ、べ、別にいいって決めたけど、こんなことをやるってずっと前から自分に言ったけど、なんかチャンスがなくてなかなか言えなかったけどね」ずっと前からって聞いた瞬間、雅紀が頭を上げてなんで?っていう顔をしてる。「けど、私の心の準備ができた上で、やっぱりこんなことって大事にしたいんだよね。。今日も偶然雅紀が落ち込んでたから、これがチャンスかもって思って、なんか自然に動くんだよね。たぶんこうすれば元気が戻るかも。しかも今日元日だから、まぁ、お年玉的な・・・」

 

「そっか・・・」笑顔を隠せない雅紀。「じゃあ、俺が落ち込んでるとき、雅美こんなことやってくれるの?あ、それとも・・大切にしたいって言ったから・・・プレゼントが必要なお祝いの時とか?例えばバレンタインとか?ホワイトデー?誕生日?」

 

「お前バカか!!」強く胸に寝かせる雅紀の頭を抱いてる私。

 

年が明ける。新年が始まる。新しい人生を歩んでいく春に待たず、私は元日早々新しい人生を始めた。私は大人の段階を上った。次の段階も行くことにした。今は自分で不安がってる場合じゃない。私は雅紀がいるから。今までずっとかわいがって大切にしてくれる雅紀がいるから。これからどんな苦労でも悩みでも自分でしめないでお互い話し合おうって約束をした。

 

私は平和で甘いお付き合いがしたい。けど人生はそんなに甘くないからいろんなことでも言えるわけないだろうと思うけど、一緒に向き合って人生に負けないと約束をした。このお付き合いは、これからも深く、夫婦関係に変わり、家族になって幸せな家庭になる。子供も期待し、今までずっと夢であり笑顔の一杯家族になるのを叶ってやる。

 

私は幸せだ。

 

雅紀と一緒に居られて幸せだ。

 

また子供が生まれる日まで・・・

 

 

~終わり

 

ちなつ・・・

 

 

 

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